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角偉三郎
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角偉三郎は1940年、石川県輪島に生まれた。中学校を卒業して後、15歳で沈金の名人、橋本哲四郎の下に弟子入りする。1962年に修業を終わると、角は沈金技法(漆に細い線を彫り、そこに金を施す技法)を用いて漆のパネルなど、絵画風の作品の制作に取り組んだ。東京での展覧会で見たアメリカの現代美術に強い影響を受け、現代漆芸に没頭する。漆で絵画や彫刻を制作しようとするアーチストとして、角は数々の賞を受け、日展無審査となった。
1970年代の初めごろ、角は能登半島の柳田村の寺で、古い、置き忘れの合鹿椀と出会った。この力強くてシンプルな椀に魅せられて、次第にうつわとしてのぬりものに関心を持つようになる。ついに1982年、角はすべてのアーチスト・グループから退き、初めて椀だけの個展を開く。 |
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