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榎本千冬
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榎本千冬は1950年、神奈川県相模原市に生まれる。1969年に東京で経済学の勉強を始める。1972年に、大学を休学して2年間世界一周・四大陸を旅行する。その旅の色々な経験の刺激もあって、大学卒業後は、企業に就職しないで職人になる、と決心した。
榎本はまず2年間、越前(福井県)で陶工の修業をして、その後、竹細工に転じる。1978年から79年まで、日本の竹籠製造の中心地である大分県別府市の竹工芸専門学校で竹細工技術を学ぶ。卒業後に自分の工房を開設し、日本国内での主な工芸展に出品して入選入賞する。1983年には、工房を石川県輪島市に移し、その漆芸専門学校で木工と漆工芸を学ぶ。
輪島の地で榎本は、漆を施した竹材を編んで籠に仕立てる独自の技法を確立する。1990年には、この技法によって制作した茶箱が、京都裏千家の奨励賞を受賞した。 |
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