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谷口吏
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谷口吏は1949年、三重県紀勢に生まれた。高校卒業後の五年間は、国鉄職員として働いた。1973年に退職し、石垣島に移り、何年もの間、砂糖黍畑で働いた。
1980年、明漆会の澤口滋と出逢う。澤口の励ましで、砂森勲の下で漆掻きを習う。以来、夏になると人里離れた山で漆を掻き、冬には匙を作っている。谷口の人生は、仕事柄、引っ越しが多い。現在は、福島県山都町に住んでいて、夏は漆を掻きながら、その技を若い人たちに教えている。
谷口が作る匙のレパートリーが今では20種類のかたちに及んでいる。どれ程頑張っても、年間約300本以上はつくれない。
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