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オット・バイヤー
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「うちの工房でしょっちゅう使っているペンチの取手の表面は見事だ。長い間、手でつかんでいるうちに、鉄の奥の方から輝くような艶が出てきたんだ。僕が作るものをそんな表面にしたいのだが、なかなかできない。
僕は二つのことに興味がある。まずカタチ。僕の場合、カタチを取り巻く空間もカタチのうちに入る。次いで表面。これは、素材と手仕事のからみあいから生まれてくる。
大事なのは、シンプルであること。これは僕がつくるカタチについても言えるし、カタチになるまでの工程についても言える。一番シンプルなやり方でカタチをつくること、これが僕のねらいだ。このやり方は、非常に手間のかかるものであるかもわからない。それでも、できるだけシンプルな鍛冶技術によって、自分のねらいとするカタチを生み出すようにしている。」 |
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