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吉岡幸雄
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吉岡幸雄は1946年、江戸時代から染司として知られる吉岡家の長男として、京都に生まれた。1967年から1971年まで、早稲田大学文学部で学び、1973年には、染色・繊維工芸の歴史書の出版を専門とする紫紅社を設立した。吉岡はこれまでに約70冊の染織工芸分野の専門書を出版している。
次男が家業を継がなかったので、幸雄は1988年に父親から吉岡工房を引き継ぐことになる。今後は、古来の染め技法による植物染料の染め以外はやらないと、幸雄は決心した。彼が特に心を惹かれたのは、奈良・平安時代の染め物の色の豊富さと色の鮮やかさであった。
染色工芸史に関する著述や研究を通じて、吉岡は、忘れ去られた古来の染料の処方や染色技法を再現したいと思うようになった。そこで、絹の道をはじめとし、インド・東南アジア・南米・ヨーロッパへの旅を重ねた。 |
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